中日・高橋周平内野手(23)が早実・清宮にはじき出される? 2011年のドラフト会議で3球団競合の末に中日が交渉権を獲得し、入団した大器・高橋は6年目の今季も1日現在、39試合に出場して打率2割3分8厘、2本塁打、10打点と伸び悩んでいる。本職は三塁だが、9月27日の巨人戦(東京ドーム)、同30日のヤクルト戦(神宮)と2試合続けて一塁で起用され「与えられたところで一生懸命やるしかない。試合に出してもらっているので。一生懸命やるだけ、それだけです」と悲壮感いっぱいだ。

 そんな中、チーム内では「もしもウチが清宮の獲得に成功すれば、周平は即トレードに出される可能性がある」とささやかれている。「それでなくても来季の一塁はケガから復帰するビシエドだし、三塁には(今季18本塁打を放つなど)躍進した福田がいる。高橋の出番は三塁でも一塁でも厳しい。それに清宮が加われば、ますます高橋の出場機会は減るだろう」とチーム関係者は言う。

 かつて高校球界屈指のスラッガーと呼ばれた男も苦しい立場に追い込まれた。今年のドラフトの超目玉・清宮がどこに入団するかは、高橋にとって人ごとではない!?