G片岡が現役引退 西武時代の「スピードキング」も故障に泣く

2017年10月01日 13時18分

長野(左)から花束を贈られた片岡

 巨人・片岡治大内野手(34)が1日、東京ドームで会見し、今季限りでの現役引退を表明した。

 東京ガスから2004年のドラフトで西武から3巡目指名を受け、プロ入り。07年から4年連続でパ・リーグ盗塁王に輝き「スピードスター」と呼ばれて一躍、人気選手になった。

 09年の第2回WBCでは侍ジャパンの一員として本職ではない三塁を守りながら、4盗塁を決めるなど世界一連覇に貢献。13年オフに巨人へFA移籍し、1年目の14年には正二塁手としてリーグ優勝に大きく貢献した。しかし、その後は故障に悩まされ、今季は一度も一軍昇格を果たせないままユニホームを脱ぐことになった。

「体のほうもついてこないという自覚があり、こういう決断に至った。まだ悔しさのほうが大きい」と話した片岡。続けて「(巨人では)半分ぐらいケガで思うようなプレーができなかった。心が皆と同じ方向に向かなくなった」と語った。

 印象に残るプレーについて問われると、西武時代に巨人と対戦した08年の日本シリーズ第7戦(東京ドーム)で、1点を追う場面で二盗と犠打によって三塁へ進んだ後に“ギャンブルスタート”で同点の本塁生還を果たしたシーンを挙げた。

「あのワンプレーで試合の流れが変わった。実際、ホームインして逆転にもつながったし、日本一になった。今でも印象に残っている」

 今後については「二軍、三軍で若い選手と接する期間が多かった。そういう選手たちを指導できたらなと思う」と希望を述べ、最後は「何の取りえもない自分を支えてくれた人たちに感謝したい」とコメント。現役13年で通算320盗塁を決めた「スピードスター」は、静かにグラウンドを去った。

 通算成績は1208試合に出場して1174安打、打率2割6分6厘、66本塁打、389打点、320盗塁。