右足腓骨骨折でリハビリ中の中日・大島洋平外野手(31)が、逆転の首位打者タイトル獲得に色気!?「1位と2位では全然違う。1位だと名前が残る。取れるに越したことはないですね」という。

 大島は8月31日のDeNA戦(ナゴヤドーム)の8回、平田から右足首付近に死球を受けて負傷。完治には最低でも1か月以上がかかることから今季中の復帰は絶望となった。この時点で大島の打率3割1分3厘は打撃成績の4位だったが、DeNA・宮崎、巨人・マギーら上位陣の打率が伸び悩み、25日現在、トップ宮崎の3割1分7厘から僅差の3位。しかも宮崎とマギーは、ともにシ烈なクライマックスシリーズ進出争いをしており、休むことができない。棚ぼたながら大島にもチャンスは十分あるわけだ。

 大島は「(首位打者は)自分ではどうすることもできないので。来年、自分で打って取りたい」と言い、すでにその目は来季に向けている。それでも、マギーや宮崎らの結果は、やはり気になるようで「チェックはしてます。がっつりってわけではないですけど。こんなもんかーって感じで」。リハビリ中のひそかな楽しみにもなっているようだ。

 中日は巨人と1試合、DeNAとは2試合を残している。大島は「まだ自分がトップになっているわけではないので。(うちの)投手に頑張ってもらって」とニヤリだ。