【清宮プロ表明】伊勢孝夫氏が分析「清宮のベスト球団はココ」

2017年09月23日 16時30分

堂々と会見する清宮(左から2人目)

 プロ志望を表明した早実・清宮幸太郎内野手(3年)は、将来を見据えた上で、どこの球団に入るのがベストか。また、その逆は…。本紙評論家の伊勢孝夫氏が12球団を“分析”し、お薦め球団などを提言した。

 清宮は将来が楽しみな選手だが、だからといってプロ1年目から31本塁打を放った清原(PL学園→西武)みたいにできるかといえば、それは難しいと思う。松井(星稜→巨人)と比べたら松井に失礼。清宮には打撃フォームなどプロで修正しなければいけないところがまだまだある。それだけに入る球団がどこになるかは、大事なことだ。

 一番のお薦めはソフトバンクだ。早期メジャー行きに関しては基本的にポスティングを認めていないそうなので、清宮の希望に合わないかもしれないが、育成に関しては施設もスタッフも充実している。一軍で試合に出しながら育てる場合でも柳田やデスパイネ、松田など、清宮が打てなくてもカバーできる選手が揃っているので、工藤監督も目をつぶって起用できる。早実の大先輩の王さんもいるわけだし、環境としては申し分ない。

 ヤクルトもいい。誰が監督になるかはわからないが、ここは誰もがなじみやすい球団。清宮ものびのびとやれるはずだ。今年、最下位だから思い切ったこともできる。清宮は半年くらい苦労するだろうが、ヤクルトなら我慢して使うはず。ゲームに出て経験を積みながら成長できる。神宮球場なら本塁打も量産しやすいし、セ・リーグではここがベストだ。

 ほかでは日本ハムと阪神。日本ハムは大谷などでわかるように、選手をうまく育てる。早実の先輩の斎藤佑がいるのも清宮には心強いだろう。阪神は中谷らを成長させた掛布二軍監督が今季限りでいなくなるのが育成面で大きな不安材料だが、金本監督が一軍でいろいろ口を出してやるはず。それこそ一塁レギュラーとしてうまくはまる可能性もある。

 逆に、ここに入るのはどうだろう、と心配になるのは巨人だ。何より選手の育成ということで物足りない。智弁学園からドラフト1位で入団して3年目の岡本がいい例。素質は十分なのに伸び悩んでいる。いったい、これはどういうことなのか。清宮の両親も気にすると思う。それでなくても一軍の一塁には阿部がいる。その阿部を外してまで、いきなり清宮を使えるか、ということもある。今後のことを考えれば、今の巨人は清宮にはちょっと厳しいのではないか。(本紙評論家)

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