リーグ連覇を果たした広島が、早実・清宮幸太郎内野手(3年)のプロ志望宣言を歓迎した。マツダスタジアムで取材に応じた松田元オーナー(66)は「球界にとって素晴らしい決断をしてくれた。ボールが速くても遅くてもしっかりと打席のなかで間を取ることができる。センスが抜群」と絶賛。緒方孝市監督(48)も「111本も打つことができるのは素晴らしい」と超高校級のポテンシャルを高く評価した。ただ、最大の補強ポイントは即戦力投手。ヤマハ・鈴木博志投手(20)やJR東日本・田嶋大樹投手(21)らを早くからリストアップ。また、夏の甲子園で一躍ブレークした広陵・中村奨成捕手(3年)も地元出身の逸材とあって熱視線を送っている。それだけに「状況を考慮しながら見定めていきたい」(松田オーナー)と1位指名は慎重に見極めるつもりだ。