日本ハム・大谷翔平投手(23)が21日のソフトバンク戦(札幌ドーム)に4度目の先発登板。6回、打者28人に108球を投げ、5安打1失点9奪三振5四球という“曇り時々晴れ”なスカッとしない投球だった。

 ネット裏にはジャイアンツ、レイズ、レッドソックスの編成幹部を含むメジャー17球団27人が集結。本来の市場価値が2億ドル(約222億円)ともいわれる超優良株の“バーゲンセール入札”に向け最終調査&アピール合戦を繰り広げた。

 その中で大谷は最速162キロのストレートの制球に苦しみながら、要所でこの日一番良かったスライダーの助けを借り、今季ワースト5四球の乱調の中で何とか失点を上林の13号ソロによる1点にしのぎ目安だった球数(100〜110球)を投げ抜いた。

 大谷は「今日に関してはいいところがありませんでした。反省を次につなげていけるよう調整していきます」と、まるで負け投手のようなコメントだった。