右足の腓骨骨折で二軍で調整を続ける阪神のランディ・メッセンジャー投手(36)が21日、鳴尾浜球場でブルペン投球と軽めのランニングを開始した。

 前日20日に病院で検査し、医師から投球の許可が出た。「うれしい。これでチームに貢献できる」と話した助っ人右腕はこの日、ブルペンで44球を投げ「ユニホームを着て投球できてよかった」と笑顔を見せた。

 また、雨天で中止となった中日戦(甲子園)が10月5、6日に振り替えられたことに「1日が最終戦だと思って、何とか無理してでも合わせようと思っていた。6日になったことは自分にとって大きなプラスだと思っている」と話した。

 来月の第1週に再度、別の医師の診察は受けるものの、9月中に少なくとも一度は二軍戦に登板する予定。今季中の復帰が確実となり、2位死守を目指す阪神の追い風となりそうだ。