4位転落の巨人は暗黒竜と同じ道か

2017年09月20日 16時45分

4回途中で降板した吉川

 巨人は“暗黒竜”と同じ道を進むのか…。19日の中日戦(ナゴヤドーム)は先発・吉川光が4回途中5安打5四球8失点の大乱調。2―10で痛恨の連敗を喫し、試合がなかったDeNAに抜かれて再び4位に転落した。

 試合後、由伸監督は「(打線は)先に点を取るということ。(投手は)それまで粘ってほしい」と語り、村田真ヘッドコーチは「引きずってもアカン」と自らに言い聞かせるように話した。

 3位DeNAとは0・5差。確かにCS進出の可能性は十分ある。それでも来季に目を向けるフロント内からは、こんな悲観的な声も聞かれる。「巨人は今、数年前の中日と同じ道をたどっているのでは」との見方だ。

 中日は落合監督時代の2011年を最後に優勝から遠ざかり、昨季は19年ぶりの最下位。今季も5年連続のBクラスが確定的となっている。落合監督時代にチームを支えた主力の高齢化が進み、世代交代に失敗したことが低迷の原因とされた。

 それでも前日は22歳のルーキー笠原が8回無失点でプロ初白星。この日は高卒2年目の小笠原が初完投した。巨人の編成関係者は「中日のやり方は多少強引だったが、数年かけてベテランを整理し、今年は京田や小笠原ら若手も何人か出てきた。“底は打った”という印象を受ける。ウチの場合は、これから同じことを始めなければいけない段階なのではないか」と話す。

 原巨人の黄金時代を支えた主力は今もチームに多く残るが、軒並み衰えは隠せない。一方で取って代わる若手も数えるほどしかいないのが現状だ。「このままでは来季は中日にもまくられる」と暗黒期突入への危機感を募らせる巨人。Aクラス争いばかりに気を取られている余裕はないようだ。