決勝打のバティスタ オフは日南行き

2017年09月19日 16時30分

8回に決勝打を放ったバティスタ

 広島のサビエル・バティスタ内野手(25)がリーグ連覇の懸かった大一番で存在感を発揮した。同点にされて不穏なムードが漂い始めた8回に一死一、二塁から左前へ値千金の決勝打。昨年、優勝の瞬間を大野寮で迎えたドミニカンは「コンパクトスイングを心掛けていた。決勝ヒットを打ててよかった」と笑顔を見せた。

 今や“育成のカープ”の象徴だ。来日2年目の今季は育成から支配下登録を勝ち取ると、デビューから2試合連続で代打本塁打とド派手な活躍。「こんなに早くとは思っていなかったが、一生懸命やってきたからできたんだと思う」と本人も驚く成長ぶりの裏にあるのはカープ流の猛練習だ。外国人枠ながらカープアカデミーからの生え抜き。そのため助っ人扱いはなく若手選手とともに早出特打で汗を流す日々を送っている。あまりの苦しさに「イチ! ニ! サン!」と絶叫しながら素振りをすることも…。

 通常の外国人選手はシーズン終了とともに母国へ帰国するが、当然のようにバティスタは例外。チーム関係者が「若手と一緒に日南(宮崎)に行って朝から晩まで練習することになるでしょう」と言うように、11月の秋季キャンプへの参加も決定済み。かつては一時の活躍で調子に乗って長続きしなかったアカデミー出身者もいたが、慢心する暇すら与えられないバティスタには、そんな心配もいらない。助っ人さえも自前で揃えるカープ流育成術が強さに拍車を掛けている。