米メディア「日本は第2Rで負ける」

2013年01月16日 11時00分

 各国代表のメンバーの顔ぶれが明らかになり、いよいよ盛り上がってきたWBC。そんな中、米テレビ局が制作した「WBC特集」が話題になっている。日本をよく知る元メジャーリーガーが侍ジャパンをメッタ切り。「日本は第2ラウンドで負ける」との仰天予想をぶち上げたのだ。

 

 何ともショッキングな予想だった。発信源となったのは米スポーツ専門局「FOXスポーツ」で放送された番組「クローズアップ・ナウ」。同局で専属アナリストを務めるマット・ステアーズ氏(元ナショナルズなど)とリック・デンプシー氏(元オリオールズなど)が同番組で組まれた「WBC特集」に出演し、3連覇を狙う日本について「第2ラウンドで負ける」と揃って衝撃発言を口にしたのだ。

 

「メジャーリーガーが参加しないのは、日本にとって大きなマイナスポイント。ハイレベルのメジャーリーグを経験していない選手ばかりが集まった日本代表は今まで経験したことのない国際試合特有のプレッシャーに苦しめられるだろう。第2ラウンドで韓国にも、そしてキューバにも勝つことはできないと思う」と辛口予想を並べたのはステアーズ氏だ。

 

 同氏は1993年に中日に入団。日本でのプレーは1シーズン限りだったが、88年にはカナダ代表としてソウル五輪に出場。過去2回のWBCにも同国代表で出場しており、日本球界のレベルも熟知している。単純に米国内の視聴者を喜ばせるために「日本の第2ラウンド敗退」を予想したわけではない。

 

 デンプシー氏の分析はステアーズ氏よりも一歩踏み込んだもので「イチロー(ヤンキース)が日本代表に参加しないのは米国にとって朗報だ。彼は抜群のプレーだけでなく、グラウンド外で選手たちをまとめ上げるリーダーシップを持つ存在だけにとても厄介だった。日本のダメージは計り知れない」とした。

 

 ワールドシリーズを制するなど現役時代の実績も十分な両氏は「セイバーメトリクス」(野球において統計学的見地から分析する手法)を取り入れる屈指の理論派アナリストとして広く知られている。説得力は十分だけに、山本監督も「世迷いごと」と笑い飛ばすわけにはいかないだろう。