西武・森友哉捕手(22)が試練のオフを迎えることになりそうだ。

 今季は3月5日のWBC強化試合・キューバ戦(京セラ)で受けた死球による左ヒジ骨折で大きく出遅れ。8月15日にようやく初出場するまで、骨折にしては異例の長期離脱となった。

 それも「骨折した直後に友哉は知り合いの紹介で、ある九州の医療関係者を紹介された。その人に『保存療法なら1か月、手術なら2か月で治る』と言われ保存を選んだ。こっちは最初から『東洋医学より西洋医学やぞ』と言ってるのに。今になって『潮さん、なんでもっと強く(手術を)勧めてくれなかったんですか!』なんて言ってきてる。アホか、でしょ」(潮崎二軍監督)という“選択ミス”が響いているから。

 そんな森に対し、鈴木球団本部長は「あいつは野球に関してはバカじゃない。意外に頭がいいよ」と評価しながらも、骨折に関しては「公傷は認めない! オレの言うことを聞かないから、認めないよ」と断言。球団が勧めた手術を回避し、結果的にシーズンの半分以上を棒に振った球場外での“ボーンヘッド”へのペナルティーを示唆している。

 これがどこまで本気かは不明だが、マジなら今季の推定年俸4500万円からのダウンは必至。森は残り試合で少しでもインパクトを残し、心証を良くするしかない。