優勝へのマジックを「1」としていたソフトバンクが、16日の西武戦(メットライフ)に7―3で快勝。2年ぶり20度目の優勝を決めた。工藤監督は現役時代にプレーした古巣の本拠地球場で7度、宙を舞った。

 試合は先発・東浜が2回に山川のソロ本塁打で1点先制を許すも、4回に柳田が左越えに30号逆転2ラン。5回には今宮、柳田、デスパイネに適時打が飛び出し、4点を挙げて突き放した。

 7回にはデスパイネが中越えにダメ押し33号ソロ。6回2安打1失点の東浜からモイネロ、岩崎とつなぎ、9回はセーブがつかない場面ながら、今季51セーブと日本記録を更新中の守護神・サファテが登板。2失点ながら、最後はメヒアを三ゴロに打ち取って胴上げ投手となった。

 今季のソフトバンクは1日にマジック「16」を初点灯させた日から数えて16日で一気にゴールへと飛び込んだ。9月16日の優勝決定は、2015年ソフトバンクの9月17日を上回るパ・リーグ史上最速Vとなった。