広島・薮田あるぞCS、日本シリーズ開幕投手

2017年09月16日 12時00分

テルテル坊主を手に笑顔の薮田

 2年連続のリーグ優勝を目前に控えた広島で、薮田和樹投手(25)が、クライマックスシリーズ、日本シリーズでの“開幕投手”として起用されることが検討されている。

 今季は中継ぎから先発に転向して6連勝を含む14勝(3敗)をマーク。8月12日の巨人戦で菅野に投げ勝ってプロ初完封を記録すると、8日の中日戦で2度目の完封勝利を飾った。規定投球回数こそ満たしていないものの、白星は巨人・菅野の15勝に続くリーグ2位。勝率は巨人・田口の8割を上回っており(薮田は8割2分4厘)、最多勝と最高勝率のタイトルも視界に入るが「最後の最後まで分からないこと。いろいろ求めすぎてもついてこないので」と目の前の登板に集中する姿勢を崩さない。

 そんな右腕に対してチーム内からは「このままいい状態が続けば今後の短期決戦で頭(初戦)から行ってもらうことがあるかもしれない」(首脳陣)という声も浮上。カープ投手陣の柱といえば野村とジョンソンだが、それほど薮田の信頼度が上がっているという。

 昨季最多勝の野村は23試合に登板して9勝5敗、防御率2・95の成績。シーズンを通して安定しているが、ここ2試合は連続で5回でマウンドを降りるなど精彩を欠いている。また、昨季沢村賞のジョンソンも開幕投手を務めて6勝を挙げながら、好不調の波が激しいシーズンを送っている。このような事情もあり、2人を差し置いて3年目右腕に白羽の矢が立とうとしている。