M1広島 何がなんでも地元胴上げだ

2017年09月15日 16時30分

試合後、赤松(左手前)は松山(右から2人目)に手を挙げられて歓声に応えた

 優勝マジック2でリーグ連覇に王手をかけていた広島が14日、DeNA戦(マツダ)に5―4で逆転勝ちしたものの、2位の阪神が巨人と引き分けたため、1991年以来26年ぶりの地元Vは16日以降に持ち越しとなった。それでもマジックは1つ減って胴上げにリーチ。緒方孝市監督(48)は「次は勝てば(優勝が)決まるので、しっかり準備をしていく」と気持ちを切り替えた。

 16、17日は本拠地でのヤクルト戦。今季は16勝6敗1分けと相性も抜群で地元Vの可能性は十分ある。表面上は胴上げ日がずれただけだが、残念がっている人も多い。最も影響を受けたのが、地元テレビ局だろう。四半世紀ぶりのリーグVとなった昨年は優勝が決まった9月10日の巨人戦をNHKが中継し、広島地区での最高瞬間視聴率71・0%(ビデオリサーチ調べ)という驚異的な数字を叩き出しているだけに穏やかではいられない。

 14日の中継局はNHKで、民放各社の関係者は「視聴率にそれほどシビアになる必要もないNHKさんということでかえって割り切れる」と口々に話していたが、優勝が持ち越しとなったことで状況は一変。16日の試合を中継する広島ホームテレビはニンマリだが、17日のヤクルト戦と18日の甲子園での阪神戦を放送予定の中国放送はハラハラ、ドキドキ。しかも今週末には非常に強い台風18号が直撃する可能性もあり、業界内では「いっそ、どっちも中止になれば嫉妬することもない」とヤケクソ気味な声まで上がっているほどだ。

 この日は二軍スタッフや選手会長の小窪、胃がんからの復活を目指す赤松ら数人の選手が優勝を見越してマツダスタジアムに駆けつけていたが、二軍は15日から敵地でのソフトバンク3連戦があるため参加できなくなった。それこそ台風の進路次第では地元Vを楽しみにしていたファンもガッカリすることにもなりかねない。阪神―巨人戦が延長12回までもつれたため、1本塁打を含む2安打3打点をマークしたバティスタと通訳のクレートさんによる試合後のヒーローインタビューもこの日は見送られるなど、V持ち越しの影響は各所で出ていた。