中日のアレックス・ゲレーロ内野手(30)の来季の去就について、球団内で“残留派”と“放出派”に意見が分かれている。11日現在、ゲレーロはリーグトップの33本塁打をマーク。“残留派”の球団関係者は「来季の年俸がいくらになろうが引き留めないといけない。球団記録となる6試合連続本塁打も打っているし、こんなにパワーのある選手はそうはいない。去年のビシエドのようにシーズン中にも残留交渉を進めてさっさと複数年契約を結ぶべき。うかうかしていると他球団に奪われてしまいかねない」と声を大にする。

 一方で“放出派”の球団関係者は「これまでゲレーロのまずい守備で落とした試合がいくつかあった。アウトになるはずが失点につながっていては投手がかわいそう。それに、あまりに死球が多すぎてケガの心配が常につきまとう」と指摘。9日の広島戦でスイングをした際に投球を右肩に受けて途中交代したことに「あんなクソボールを空振りして自分の体に当てるなんてこれまで見たことがない。今後骨折したり大ケガするのも時間の問題だよ。全試合出場が見込めない選手は森監督も使いにくいはず。新たに外国人選手を獲った方がいい」とバッサリだ。

 11日、ゲレーロはナゴヤドームでの練習に参加し、フリー打撃などで汗を流した。来季はどこのチームのユニホームを着るのか。今後が注目される。