今季限りでの退任が決まった阪神・掛布雅之二軍監督(62)が最後に指揮を執る27~28日のウエスタン・リーグの広島戦が、当初開催予定だった鳴尾浜から甲子園に変更されることになった。

 球団は背番号31のラストゲームを、一人でも多くのファンに見届けてもらおうという考えで、掛布監督に提案し同意を得た。球団関係者は「最後の2試合を甲子園開催とすることになった。ファンを大切にされる掛布監督も大変喜んでおられたので、多くのファンの方に来ていただきたい」と話した。

 掛布監督退任の発表を受け、10日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦は、定員500人の鳴尾浜球場に1500人のファンが殺到。球団もビックリの「掛布人気」で異例の開催地変更となった。