M8広島の悩み セ・パ同日Vだけはイヤ

2017年09月08日 16時30分

3夜連続の逆転勝ちには地元の鯉党も酔いしれた

 セ首位・広島と2位・阪神の直接対決は7日(マツダ)も広島が逆転勝ち。3連勝を飾った広島の優勝マジックはついに1桁の8となり、いよいよ歓喜のゴールが見えてきた。一方の阪神は9.5ゲーム差をつけられ、逆転Vは絶望的。注目の首位攻防戦はくっきりと明暗が分かれたが、笑った鯉にも“悩み”があった。

 赤ヘルの勢いが止まらない。阪神との首位攻防戦を3夜連続の逆転勝ちで制し、ついに優勝マジックを1桁の8とした。初回に3点を先制されたものの、3回に田中の6号2ランで反撃開始。5回には絶好調の安部が逆転打を放ち、9月に入って無傷の6連勝、本拠地では7連勝だ。緒方監督は「ホームの独特のムードから後押し、声援をもらえるので選手も乗っていける。チャンスで一気にたたみ掛ける攻撃ができている」と満足げ。殊勲の安部も「これまでやってきた一打席一打席の反省を生かすことができた」と胸を張った。

 連覇に向けて鍵を握る2位阪神との3連戦だったが、終わってみれば見事な虎狩りで独走へ持ち込んだ。しかし、油断する様子は一切ない。まさかの“セ・パ同日優勝”を阻止するためだ。パ・リーグ首位のソフトバンクはマジック10で、最短Vは13日(いずれも7日現在)。場合によっては1958年の巨人と西鉄以来、59年ぶりのセ・パ同日Vの可能性もある。当事者からすれば“晴れの日”がかぶるのはたまったものではない。

 チーム関係者が言う。「同じ日に決まってしまったら注目度が半減してしまう。全国的な話題を独占できるのがモチベーションになっている部分もあるからね。ただ、幸いウチのほうがマジックは少ない。ソフトバンクより早く決められるように気合を入れていかないと」

 広島の最短Vは12日のDeNA戦(マツダ)で同日のソフトバンクは試合がない。8日からは前回対戦まで引き分けを挟んで5連敗中と苦手にしているナゴヤドームでの中日戦だが、連覇目前の赤ヘル軍団は一気に決めるつもりだ。