異例人事 友利コーチ外され中日投手陣に動揺

2017年09月05日 16時30分

配置転換されたばかりの友利コーチだったが…

 中日・友利結投手コーチ(49)が5日の巨人戦(松本)からコーチ登録を外れ、兼務していた編成部(国際渉外担当)専任となることを4日、球団が発表した。目下“リーグ5位独走状態”で、シーズンオフまで残り20試合に迫った中での異例の人事劇。複数年契約の森繁和監督(62)は「去年(昨オフ)から決めていたこと。初めから9月に動くつもりでいた」と来季に向けての外国人補強戦略の一環だと強調したが、残された投手陣は戸惑うばかりで…。

 中日では1日の阪神戦(甲子園)から友利、近藤両投手コーチを配置転換し、友利コーチはベンチに入ったばかりだったが、まさかの人事。友利氏は近く渉外担当として渡米する方向となり、今後は近藤コーチがブルペン、二軍担当だった朝倉コーチがベンチ入りする。その理由を指揮官は「3Aはもうプレーオフでこれから上(メジャー)に上がるヤツ、来年のキャンプに外れるヤツ、ウインターリーグに行くヤツとか、みんなバラバラになる。一番大事なときに見てる者がいないということが一番困る。ドミニカとキューバには担当を置いているから情報は入るけど、ことアメリカに関しては…。今のうちからしっかりやらないと」と力説した。

 さらに「外国人だけの問題じゃない。これだけ故障者が出てて、FAにしてもトレードにしても任されているのであれば動くときは動く。俺が来年も(監督を)やらなかったら別にこんなことしなくて、いいんだろうけど」と来季続投の意欲も見せた。

 4日現在、チーム防御率はリーグ5位の4・11と、投手陣の不調がチーム低迷の主因になっている。現場コーチとして責任を友利氏がかぶった形となったが、ナインのショックは大きい。大野が「自分自身の防御率も悪いし、責任はすごく感じている。本来、引っ張っていかないといけない立場なのに、しっかり現実を受け止めてやっていくしかない」と言えば、別の投手は「僕らと最後のあいさつもできずにいなくなってしまった…。デニーさん(友利氏)が1人で責任を取らされた面は少なからずあると思う。申し訳ない気持ちでいっぱいです」と肩を落とす。「デニーさんがいなくなっても教わったことを続けていかないといけない」。友利コーチへのざんげの気持ちを胸に、竜の投手陣が今後どう立ち上がっていくか…。