広島なぜか「巨人3位」熱望

2017年09月04日 16時30分

1試合2本塁打の会沢(左)を迎える緒方監督

 広島が3日のヤクルト戦(神宮)を9―2で制し、今季8度目の同一カード3連勝。2位の阪神が敗れたため、5日の直接対決(マツダ)で勝てば、マジック「12」が再々点灯する。連覇へラストスパートに突入したチーム内からは、なぜか巨人のAクラス入りを熱望する声が上がっている。

 巨人の投手陣はエース・菅野の14勝を筆頭にマイコラス、田口が12勝、新人の畠もここへきて4連勝で5勝を挙げるなど安定感は抜群。野手もマギーを「2番・二塁」に据えた攻撃的オーダーが定着し、持ち前の破壊力を発揮しつつある。いくら今季は16勝7敗とカモにしてきたとはいえ、CSで対戦することにでもなれば厄介な相手だ。

 にもかかわらず「巨人にはぜひDeNAをかわして3位に入ってほしい」。いったいどういうことなのか? その真意は「もし巨人が4位で終わるようなことになれば『これはヤバイ』と大胆なチーム改革をしてくるはず。逆にAクラス入りで最低限の目標を達成できれば、阿部や村田といったベテランに頼る現在の体制にメスを入れづらくなる。来年以降のことを考えれば、そのままでいてくれたほうがウチとしては助かる」(チーム関係者)というものだ。

 今季の巨人は5月25日の阪神戦から6月8日の西武戦にかけて球団史上ワーストの13連敗を喫するとGMを交代させるなど、これまで以上に危機感を募らせてきた。歴史も伝統もあり、本気になったら最も怖いチームでもある。それだけに適度な満足で静かなオフを過ごしてほしいというのが“鯉の本音”のようだ。