甲子園で初白星!森監督の言葉で“変身”した中日・小笠原

2017年09月04日 16時30分

森監督(右)からは手荒い?祝福を受けた小笠原

<中日4-2阪神(3日)>中日・小笠原慎之介投手(19)が3日の阪神戦に先発し、6回2失点で今季4勝目(6敗)をマークした。一昨年夏の甲子園大会で東海大相模のエースとして優勝した左腕がプロ入り後、初めて一軍で聖地のマウンドに上がり、白星をつかんだ。

 前回先発の8月27日の広島戦(マツダ)に続く勝利を挙げた小笠原について周囲は「変わった」と口を揃える。本拠地・ナゴヤドームでのナイターの場合、これまでは昼すぎに球場入りしていたのが、2時間以上も早めて走り込むなど、練習や試合に取り組む姿勢が劇的に変化したそうで、友利投手コーチは「今の慎之介は野球に一日のすべてを傾けている」と目を細めている。

 この“変身”は昨年の森監督の言葉が関係している、とチーム内ではもっぱらだ。昨季2勝6敗の小笠原の今季目標は最低でも勝ち負けを逆転させる6勝2敗。昨シーズン中、当時監督代行だった森監督に「10敗ぐらいしても構わない。何敗しようが、それを(来年)倍にして返してくれればいい」とハッパをかけられたからだが、現時点では今年も黒星先行。チーム関係者は「小笠原には危機感が相当ある。昨季に続いて今季もここまで結果が出ていないのに使ってもらっている。その意味を考えるようになったと思う。今の小笠原は倍返しどころか、いずれは3倍返しすると躍起になっているんだよ」と話す。

 逆襲に燃える19歳。小笠原は勝っても浮かれることなく「悪いなりに試合がつくれたところがよかった」と淡々と話しながら帰りのバスに乗り込んだ。