代役4番 広島のアンパンマン・松山大暴れ!谷間世代の反骨心だ

2017年09月02日 14時00分

4番に座った松山は1-0の7回に貴重な2点二塁打を放った

 首位・広島が1日のヤクルト戦(神宮)を3―2で制し、連敗を2で止めた。殊勲は4番に座った松山竜平外野手(31)だ。7回にダメ押しの2点適時打を放つなど3打数3安打2打点と大暴れした。

 右足首骨折のため戦線離脱した鈴木誠也外野手(23)に代わり、4番を張る背番号44は「誠也がいなくなって苦しいけど、一人ひとりがつなぐ野球を毎日心掛けている。カープの4番は鈴木誠也。僕は4番目の打者という気持ち」と声を大にした。

 その愛らしい風貌から“アンパンマン”の愛称で親しまれている。この日の試合前の円陣では恒例となったヤクルト一気飲みでナインを盛り上げるなど愛すべき“いじられキャラ”。ただ、そんな姿とは裏腹に強烈な反骨心の持ち主だ。「丸や菊池、田中ら若い世代がリーダーとなってチームを引っ張っているが、年下に頼ってばかりではいけない。年上の自分たちの世代もしっかりしないといけない、という思いを持っている。オフに『4番を狙う』と公言したのも危機感の表れだろう」(チーム関係者)

 今の赤ヘル軍団は“タナキクマル”がチームを引っ張り、さらにフレッシュな鈴木が台頭。新井ら頼れるベテランが若手を支えるという図式。それだけに松山らアラサーの中堅選手は影に隠れがちで“谷間の世代”といわれてしまうこともある。そんな現状を自らのバットで打破していく覚悟だ。

「ここから本当の正念場。このまま勢いに乗っていきたい。9月は全部勝って優勝に突き進みたい」と腕をぶす松山。4番として打ちまくって、2連覇に貢献するつもりだ。