秀岳館・川端健斗投手 物まね名人の野球での特殊能力とは…

2017年09月03日 11時00分

投球だけでなく、洞察力も優れている川端

【U-18戦士の素顔】甲子園の悔しさは世界大会で晴らす。秀岳館(熊本)の左腕・川端健斗(3年)が新たな闘志を燃やしている。夏の甲子園大会では2回戦で広陵(広島)に敗れ、姿を消した。最後となった聖地の先発マウンドで苦杯をなめたエースは試合後、人目もはばからず号泣した。しかし、昨日の敵は今日の友。今度は甲子園でしのぎを削った面々とW杯で共闘し、日の丸を背負う。

 最速148キロの直球を武器にスライダー、チェンジアップ、カーブで緩急をつけながら打者を手玉に取る。だが、持ち味はマウンド以外にもある。「実は物まねで人を笑わせるのが得意なんです」(秀岳館ナインの一人)。マウンドでのポーカーフェースからは想像もつかないような意外な一面があるという。

 川端が物まねの対象としているのは有名人ではなく、チームメートがもっぱら。チーム内からは「その物まねというのがすごくウマくて、いつも皆が爆笑しながら『よく、こんなところまで観察しているな』と感心するほど。もし有名人の物まねをしたら『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』で優勝するんじゃないかとまで言われています」との証言もあるほどだ。周囲を楽しませるだけでなく、その特技は野球にもしっかりと応用できている。ある選手は「だからクセ盗みもウマい。マウンドやベンチからジッと対戦相手を見て動きの特徴を瞬時に見極められる。『あの打者はこういうクセがあるぞ』とメンバーに教えたりもしていましたから」と打ち明けた。川端の“特殊能力”は世界の強豪相手でも生かされるに違いない。