M16点灯!ソフトバンクのMVPは守護神サファテだ

2017年09月02日 14時00分

45セーブ目を挙げたサファテ

 ソフトバンクが1日の楽天戦(ヤフオクドーム)に2―0で快勝。優勝マジック16が点灯した。今季は主力に故障者が続出しながらもペースを乱さず勝ち星を積み重ねて、気がつけば貯金は40。2位に10ゲーム差をつけての独走となった。いよいよ2年ぶりのVも間近だが、チーム内でMVPとして推す声が多いのは――。

 ソフトバンクらしい強い勝ち方だった。楽天先発の岸は圧巻の出来。4安打に封じられて13三振を喫した。しかし、4回のワンチャンスをものにして中村晃の適時打で先制すると、7回に松田の22号ソロで追加点。このリードを先発・東浜から盤石の救援陣へのリレーで逃げ切った。

 8月中旬までは楽天とのマッチレースだったが、気がつけば独走となった。現在80勝40敗で95勝のペースだ。7試合多く残す楽天の自力Vも消滅してマジックが点灯。工藤監督は「そこは皆さんで楽しんでください。また明日から勝てるように全力を尽くします」と話した。

 もともとワンマンチームではなく、今季はさらに和田、内川の主力が離脱した。そんな中で高い総合力でV間近となっているが、ここまでで一番の原動力でもあるMVP候補は誰なのか。チーム内での意見はさまざまながら「間違いないでしょ」などと断言して推す声がもっとも多く出ているのが守護神・サファテだ。

 もちろん、この日ハーラー単独トップの14勝目を挙げた東浜、3冠の可能性もある柳田の名前も挙がっている。ただ、チームスタッフの一人は「いろんな考え方はあると思いますが、客観的に見たらサファテしかないのでは」とコメント。球団フロントからも「柳田が3冠王となれば柳田だが、クローザーとしてあれだけの投球を続けるのはすごいことですから」との声が出た。

 現在のサファテの成績は56試合に登板して、2勝2敗45セーブ、防御率0・96。日本記録の46セーブに早くもリーチをかけていて、前人未到の50セーブ台も視野に入っている。工藤監督が「9回を消して考えられる」と話すように、その貢献度は計り知れない。

 当のサファテは「仮に日本記録を作ったとしても自分はない。先発投手が投げて、打者が点を取ってくれないと自分の出番はないから」と話していたというが、圧巻の投球を続けてチームをけん引しているのは間違いない。