中日・ゲレーロ パ本塁打トップ2のデスパイネと柳田を意識する理由

2017年08月30日 16時30分

 中日が29日のDeNA戦(ナゴヤドーム)に7―6で勝利した。初回にいきなり4点リードされたが、その裏、主砲アレックス・ゲレーロ内野手(30)が一死一、二塁からリーグトップの32号3ランを左翼席に運び、劣勢ムードの流れを一気に変えた。

「あの場面は走者もいたし、いいスイングをしようと思っていた。自分にとってもチームにとってもいい一発になったよ」とニンマリ。セ・リーグ本塁打王を争う2位のヤクルト・バレンティンに3本差をつけ、来日1年目でのタイトル獲得も現実味を帯びてきた。

 そんなゲレーロは「柳田は何本だ?」「デスパイネは何本だ?」と29日現在、パ・リーグトップタイの29本塁打マークのソフトバンク両主砲の状況も気にしている。セパ両リーグでの本塁打王を目指しているからではない。「僕は開幕から苦しんでいたけど彼らはとても打っていたからね」

 ゲレーロは開幕直後、大不振。4月終了時点で打率2割1分7厘、本塁打はわずか2本だった。一方でキューバ時代からよく知る友人で同級生のデスパイネは同時期に打率2割5分、5本塁打。同じチームに柳田という本塁打を量産する選手がいることも知った。そんな状況に焦りつつ、現在では2人に本塁打数でリードしている。これが大きなモチベーション。「4月は良くなかったからね。それを思えば…」。デスパイネ、柳田の上を行くことはゲレーロにとって苦しみを乗り越えた証しでもあるわけだ。