西武・菊池雄星の2段モーション問題をメジャー関係者が歓迎する理由

2017年08月30日 11時00分

菊池は2段モーションを修正できるか…

 ものは考えようということか――。西武・菊池雄星投手(26)の2段モーション問題をメジャー関係者は前向きに捉えている。

 菊池は10日のオリックス戦に続き、24日のソフトバンク戦でも反則投球を取られた。これまで審判個人による指摘があったという問題点は是正されず、球団側に審判団からの具体的な指摘がなかったことで騒動はこじれてしまった。

 だが、それも27日に菊池を含めた西武球団側、NPB双方の直接対話が実現し、その席で事実関係の確認と疑問点の整理が行われ、一応の決着をみた。菊池は「ルールはルールなので僕が直さなければいけない。しっかり努力したい」と次回登板31日の楽天戦(Koboパーク宮城)に向け、気持ちを切り替えた。

 この騒動をメジャーはどうみたのか。ある東海岸球団関係者は「2段モーションはメジャーでも厳格にジャッジされる問題。むしろ(厳しい)米国の流れを日本のアンパイアが追随しているのが今回の流れなのではないか」と指摘。菊池は早ければ来オフにもメジャーに挑戦する希望を持っており、今回の2段モーション問題は菊池を調査する各メジャー球団が映像とともに米本部に漏れなくスカウティングリポートとして報告している。将来的に菊池が同地区のライバル球団に入団した場合には、資料映像等にも使用されることになる。

 前出関係者は「岩隈や古くはパドレス時代の大塚(一度グラブを離れたボールを再びグラブに戻す投球動作)がそうだったように、一度ケチがついた投手は必ずルーキーの洗礼で相手ベンチからクレームを受ける可能性がある。当然、菊池はフォームを修正しておく必要があるし、むしろ今で良かったと思う。(米国人投手が苦手な)クイックスローができるんだから、修正は難しくないはず」とも言う。

 今のうちに修正しておけば、将来的な不安も一つ解消されるということだ。