巨人・小林が広陵・中井監督夫人に送ったLINEの中身

2017年08月30日 11時00分

高校の後輩・中村の存在を発奮材料にしたい小林だが…

【赤坂英一 赤ペン!!】今夏の甲子園大会で6本塁打の新記録を樹立した広陵・中村が、9月1日に開幕する「WBSC U―18ベースボールワールドカップ」で中軸を打つことになりそうだ。ここでまた活躍すれば、今秋のドラフトで1位指名が集中するのは確実。もし清宮が早大進学を表明したら、巨人までクジ引きに参戦する可能性も十分にある。

 怪物と言われる中村でも、プロ入りしたら金属から木のバットに替わるため、慣れるまでに時間がかかるのではないか。高卒野手の新人が誰でもぶつかる壁だが、これについて広陵・中井監督は「それほど心配しなくてもいいと思うんですけどね」とこう言っている。

「中村はもともと人一倍飛ばす力を持ってますんで、あの子ひとりだけ木のバットで打撃練習させとったんですよ。それでも金属バットを使ってる選手より大きい当たりを打ってました。だから、木になじむのに、そんなに時間はかからんだろうと、私は思ってます」

 しかも、広島県大会では死球で左手甲骨挫傷、右手首打撲を負い、2か所もケガをしたまま甲子園に出場していた。そういう状態でいながら本塁打の新記録を達成、捕手としても走者を刺す矢のような送球を見せていたのだから恐れ入る。それほど頑丈で打てる捕手が巨人に入団すれば、大変頼もしい限りではある。

 しかし、その半面、気になるのが、現在の捕手で、中村にとって広陵の先輩に当たる小林の存在だ。当初は後輩の中村が「小林2世」と呼ばれていたが、いまや人気でも期待度でも小林を大きくリード。小林が活躍していればまだしも、打率2割1厘(28日現在)と極端な不振にあえいでいるのだから、先輩のメンツが立たない。

 実際、中井監督によると、小林は甲子園での大会期間中、「中村のことを小林2世と言うのはやめてください」と連絡をよこしたそうだ。それも中井監督本人ではなく、夫人にLINEでこう伝えてきたという。

「中村くんは怪物。ボクとはモノが違いますよ。小林2世ではなく、城島2世でお願いします」

 うまいことを言うものだと、甲子園の報道陣にはウケていたが、真面目に考えたら笑ってばかりもいられない。打撃不振の小林には、中村の存在を発奮材料にして、いまのうちにもっと奮起してほしいところである。いや、中村よりもまず巨人の後輩・宇佐見に抜かれないようにするほうが先決かな。