侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)が25日、U―18日本代表の練習試合を観戦し、ナインを激励した。大学生相手に17―4と大勝した高校代表に「強いなという印象。(打者は)よくバットが振れていますし、投手もいい球を投げ込んでいました。足の速い選手も多いですし、バランスの取れたチームだなと思います」と感心した。

 史上最多となる高校通算108号を放った主将の清宮については「さすがだなというところ」と目を丸くし「飛距離がすごいですし、とらえ方もうまい。期待されているところで打つというのは、それだけのものを持っていると思います」と絶賛した。

 履正社の安田尚憲内野手(3年)も2本塁打を含む4打数2安打3打点と活躍。トップチームの指揮官は今年のWBCで4番を争ったDeNA・筒香と日本ハム・中田を例に挙げ「チーム内にライバルがいることが2人にとって、いいことかなと思っています」と、清宮との相乗効果に期待した。

 試合後には夏の甲子園決勝を戦った花咲徳栄・清水達也投手(3年)と広陵・中村奨成捕手(3年)を除く18選手の前で「侍ジャパンの誇りを胸にしっかり戦ってきてください。世界一になれるように期待しています」とエールを送った。