11勝目の阪神・秋山バラ色のオフ

2017年08月25日 16時30分

力投する秋山

 2位の阪神が24日のヤクルト戦(神宮)に6―3で連勝。貯金は今季最多の13となり、この日は首位・広島が敗れたため、自力優勝の可能性が復活した。立役者は8回3失点でチームトップタイの11勝目を挙げた“再ブレーク右腕”秋山拓巳投手(26)だ。前日まで2試合連続で先発が5回を持たず、中継ぎ陣を大量投入していただけに価値ある白星。秋山は「第1戦、2戦と中継ぎの方に頑張ってもらっていたので一つでも多くのアウトを取ることを意識した。この時期に頑張るために春からやってきた。ホントに大事な時期なので、力を発揮できるように(次の)1週間を過ごしたい」と勝ってカブトの緒を締めた。

 終盤戦でのフル回転を誓う秋山は頼もしい限りだが、球団もその意気込みに応えるべくオフの契約更改では“大盤振る舞い”の構えだ。フロント関係者は「これからの時期は1試合1試合の重要度が増す。だから査定ポイント以外にも価値ある貢献を見せた選手にプラスアルファが付く。先発の駒不足の中、安定して勝っている秋山はその代表例。ウチは出し渋る球団じゃないからその辺は高く評価する」と語る。

 メッセンジャー、藤浪の二枚看板を欠く苦しい先発事情の中、この日のような長いイニングを投げて勝利を呼び込めば評価は最大級になるというわけだ。

 すでに自身初の2桁勝利をクリア。この先も有言実行のフル回転なら今季推定年俸1100万円からの大幅昇給は間違いない。

 金本監督も「長いイニングを投げてくれているし、安定している。エース? そうですね。今年はメッセ、藤浪、岩貞に期待していたんだけど、1人でできるだけのカバーをしてくれている」と右腕に敬意を表した。大車輪の活躍を続ける秋山に“ご褒美”があっても誰も文句は言わないはずだ。