メジャーも気にする阪神・藤浪の行く末

2017年08月22日 16時30分

早期復帰に向けて調整が続く藤浪

 阪神の“悩める右腕”藤浪晋太郎投手(23)が再登板に向けた調整を開始した。今季は3度の二軍落ちと精彩を欠いているが、中継ぎ登板を経て24日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦(鳴尾浜)で先発する方向となっている。16日の広島戦では5回途中を7四死球3失点の大乱調。それでも先発のコマ不足から「できるだけ早く戻ってきてほしい。前回(無期限二軍調整)とは意味合いが違う」(香田投手コーチ)と、早ければ27日の巨人戦(東京ドーム)での一軍復帰登板もありえる状況だ。

 今なお「イップス説」が噂されるなど心配は尽きないが、米メジャー球団も藤浪の“行く末”を注視している。あるスカウトは「プロに入って3年連続で2桁勝利を挙げたほどの逸材が何でこうなったのか。本当に運動障害(イップス)とかの心の問題なのか、技術面なのか。しっかりと情報は集めていきたい」と言い、別のスカウトも「この2年間、勝てないのは金本監督や首脳陣にも何か問題があるのか。担当コーチとかの指導方針で合う合わないはある。他の選手との関係もどうなのか。将来が楽しみな投手だったから気になって仕方がないよ」と危惧している。

 藤浪は日本ハム・大谷と同様にメジャーから見ても将来的な「戦力候補」として魅力いっぱいの存在。出番がほとんどなかった今年3月のWBCでも中国戦に登板した際には、MLB公式サイトが「各スカウトはキューバ、豪州戦に投げなかった藤浪を見に来ている」と伝えるなど熱視線を送っていた。

 当の藤浪は沈思黙考を貫いているが、その状態にはメジャーも気をもんでいる。今度こそ名誉挽回といきたいところだ。