ソフトBとの直接対決3連敗…楽天・梨田監督の誤算

2017年08月22日 16時30分

梨田監督が考える逆転の妙手は…

 ソフトバンクが先週末の2位楽天との直接対決に3連勝し、6・5ゲーム差をつけた。最短で26日に優勝マジック20がソフトバンクに点灯する。いよいよ決着がついた感のあるパ・リーグのペナント争いだが、本紙評論家の前田幸長氏が今後の展開と楽天の“敗因”を分析した。

【前田幸長 直球勝負】ソフトバンクが敵地での直接対決で3連勝を飾り、ライバルの楽天を大きく引き離した。離脱していたエース左腕の和田が27日のロッテ戦(ヤフオクドーム)で復帰予定と、首位ソフトバンクには投打とも穴が見当たらない。工藤監督ら首脳陣はムチを入れているわけではなく、競馬で言うなら馬なりの状態で抜け出しに成功した格好だ。

 一方の楽天は球宴前の7月11、12日に岸、則本の二枚看板のローテーションを変更してソフトバンクに当てた。その際は2連勝して策がはまった形だが、デメリットもあった。対戦を重ねるうちに鷹打線がエース2人の球に慣れてしまったように見受けられるからだ。実際に2人は5週間で3戦ずつソフトバンク戦に登板し、岸が1勝2敗、則本も1勝1敗と攻略されてしまった。

 楽天は茂木、ペゲーロらケガ人が続出し、得点力が落ちた。チーム力が違うとはいえ梨田監督に焦りがあったのかもしれない。9月後半まで3ゲーム差の2位でついていけば直接対決で一気にまくることもできた。

 どこから勝っても1勝は1勝。ソフトバンクとの直接対決に重きを置き過ぎたため、その前のカードの西武3連戦の初戦(15日)に新外国人投手コラレスを先発させ、3回5失点KO。6連敗のきっかけとなってしまった。今後、楽天は1・5ゲーム差の3位西武に二枚看板を当てるようにシフトしたほうがいいかもしれない。一方の西武はここまで7勝11敗と苦手にしているソフトバンクと22日からヤフオクドームで激突する。楽天を失速させた勢いで意地を見せてもらいたい。(本紙評論家)