“暴走野郎”中日・京田 新人王へ猛進

2017年08月18日 16時30分

8回、大島の二ゴロの間に敵の隙を突き、一気に生還した京田(左)

 中日のドラフト2位ルーキー・京田陽太内野手(23)が17日のDeNA戦(横浜)の8回に二盗に成功し、20盗塁に到達した。中日の新人で20盗塁以上は1988年の立浪和義氏の22盗塁以来、29年ぶりだ。「(17日現在、27盗塁でセ・リーグトップの広島の)田中さんは無理なので(21盗塁の中日の)大島さんには負けないようにしたい」。ここまで主に1番・ショートとして107試合に出場。417打数115安打、打率2割7分6厘、2本塁打、27打点で、すでに規定打席にも到達している。セ・リーグ新人王の最右翼だ。

 京田の魅力について、奈良原内野守備走塁コーチは「思い切りの良さでしょうね。なかなかあそこまで思い切れない。隙を突いていくという意識が強い」と果敢な走塁を挙げる。この日の試合でもその積極走塁は見られた。二盗を決めた8回、一死一、二塁で大島の二ゴロの間に二走の京田は三進、さらに二塁封殺に入った遊撃・倉本の体勢が崩れるのを見るや一気にホームを陥れた。「体勢が崩れていたのでかえれると思った。(三塁コーチャーの)奈良原さんは止めていましたが、そのあとは自分の目で判断しろと言われているので。ちょっと暴走気味でした」(京田)

 一方でこんな厳しい声もある。この日の二盗。4点リードされた8回一死一塁で一走の京田は打者・荒木の時に仕掛けたが「4点差でしょ。荒木の打撃だったらパチンとセカンドライナーだってある。そしたら(走っていたら)ゲッツーになっている」とコーチの一人は状況判断の甘さに苦言を呈する。

 まだまだ走塁も発展途上。ただ暴走すれすれの思い切りの良さも京田の大きな魅力だ。

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