「ダイエー時代を知る男」際立つソフトB・明石の価値

2017年08月16日 16時30分

2安打3打点をマークした明石(中)

 節目の勝利で再奪首に成功だ。ソフトバンクが15日のオリックス戦(ヤフオクドーム)を5―3で制し、ソフトバンクとしての通算1000勝目を両リーグ70勝一番乗りで飾った。

 メモリアル勝利の立役者はチーム最長となる在籍14年目の明石健志内野手(31)だ。現在の一軍野手で唯一、ダイエー時代を知る男は先制の適時三塁打を放つなど2安打3打点をマーク。お立ち台では「1000勝のヒーローが僕でいいのかなと思っています」と謙遜した。

 毎オフ、自主トレで師事してきたのが6月に引退表明したロッテ・井口だ。「とにかく井口さんは練習をする。年をとってからのほうが練習量をこなしてましたからね。あとは妥協をしないところがすごい」。引退発表後にグラウンドで会った際には「50歳までやると思っていましたよ」と話したという。自らも中堅の域になったが“井口イズム”でパフォーマンスを維持していく考えだ。

 以前から「他球団ならレギュラー」と言われながらも、複数ポジションを守れる器用さゆえスーパーサブとして重宝されてきた。それでも球団フロントの評価は「明石のような選手がいてくれることが、選手層の厚さであり、うちのチームの強み」と絶大だ。

 今季、国内FA権を取得した。推定年俸5500万円で他球団から見れば“お買い得”だが、球団側としては当然のように引き留める方針だ。現在は内川、川崎が故障離脱中でスタメン出場が続く。大混戦の優勝争いで縁の下の力持ちが存在感を見せている。