3か月ぶり一軍復帰の阪神・藤浪に他球団は戦々恐々

2017年08月15日 16時30分

二軍で調整中の藤浪

 不振のため二軍で調整を続けてきた阪神・藤浪晋太郎投手(23)が14日、甲子園室内での一軍投手練習に合流した。16日の広島戦(京セラドーム)で約3か月ぶりの一軍登板となる右腕はブルペン入りし「(二軍では)やりたいことがたくさんできた。感覚はよくなってきている。チーム状況は知っているが、二軍から上がってきた選手に余裕はない。マウンドに上がって一生懸命投げるだけです」と悲壮な覚悟を口にした。

 阪神にとっては待ちに待った藤浪の復帰だが、ライバル球団たちは戦々恐々だ。「先発投手が次々といなくなったことでチャンスがめぐってきたけど、本当にコントロールは直っているのか…。二軍で問題なくても緊張感が増す一軍でどうなるかは分からない。根本的なところが改善されているのかが問題」(セ・リーグ球団スコアラー)

 藤浪は4月4日のヤクルト戦(京セラドーム)で初回から顔面付近を襲う荒れ球を連発。4回に畠山の左肩上部に死球を与えた。これをきっかけに乱闘に発展させたが、他球団は今回もそうした“死球癖”を恐れているわけ。セ球団関係者たちからは「(ペナントレース終盤の)大事なこの時期に上がってくるというのが…。万が一、ウチの主力打者がぶつけられて離脱するようなケガとなったらたまったものではない。藤浪と当たらないことを祈るしかないよ」「荒れ放題の藤浪と当たった後に打者はバッティングを崩してしまうからねえ…」と対戦を敬遠したがる声まで上がっているほどだ。

 藤浪について金本監督は「悔しい気持ちをどうぶつけてくれるか。彼の人生だから。オーバーかもしれないけど、それくらいのものを見たい」と話す。右足の腓(ひ)骨骨折のため戦線離脱したメッセンジャーの穴を埋める活躍を期待される右腕は、制球難克服の完全復活でマイナスイメージを払拭したいところだ。