巨人 中継ぎ期待ドラ4公文に誤算

2013年01月12日 16時00分

松井秀喜氏が素振りを繰り返した部屋でシャドーピッチングを繰り返す菅野。右が公文、中は松冨

 巨人の新入団選手が8日、ジャイアンツ寮に入寮した。10日の新人合同自主トレを前に期待に胸を膨らませる選手たちだったが、裏ではチーム構想が崩れかねない事態も起きていた。

 

 この日の入寮ではドラフト1位の菅野(東海大)が注目を集めがちだったが、チーム関係者の間でひそかに熱い視線を送られていたのは、ドラフト4位の公文克彦投手(20=大阪ガス)だ。実はこの左腕、連覇を狙うチームの鍵を握るという。

 

 チーム関係者が語る。

 

「スリークオーターで最速152キロを記録する直球が武器の公文は、首脳陣が即戦力の左のセットアッパーとして、注目してました。WBCも控え、杉内が年間通しての活躍が難しいと見られる中、安定した左の中継ぎがいれば、高木京を先発に回せる。そのためにも必要な選手だったのです」

 

 昨季の高木京は中継ぎとして29試合連続無失点記録を樹立するなど、ルーキーながら安定した力を発揮した。その力を見越して先発転向も首脳陣は視野に入れていたという。

 

 しかし…。「実は公文は左肩の筋肉に疲労がたまっていて、すぐには投げられない状態です。キャンプも二軍スタートが濃厚。開幕も本人の頑張り次第でしょうが、この分では厳しいでしょうね」(チーム関係者)

 

 原監督は「他に中継ぎを任せられる投手がいれば、京介を先発に回せる」と青写真を描いていたが、このことで計画は白紙に戻さざるを得なくなった。

 

 連覇を狙うチーム構想の最初のつまずき。これ以上、誤算が出てこなければいいが…。