浅尾と山井 WBC公式球で明暗

2013年01月12日 16時00分

 WBC日本代表の「守護神」候補に挙げられる中日の浅尾拓也(28)と山井大介(34)の両投手の表情が新年早々、好対照だ。原因はWBC公式球。すでにこのボールを使って練習しているが、2人の反応は正反対なのだ。

 

 明るい表情は浅尾。「キャッチボールでは全く違和感なく投げられています。(2009年に)ドミニカ(ウインターリーグ)に行った時も日本のボールとの違いは感じませんでした。ボールどうこうよりも自分の調整をしっかりするだけです」と気にするそぶりもない。

 

 一方、暗い表情は山井で「革がツルツルとして滑りやすい。スライダーを投げるのに苦労するかもしれない。それに球が完全な丸ではなくて、ゆがんでいるような感じがする」と嘆く。最初にもらったWBC公式球1ダースはキャッチボールなどで、すでに傷だらけとなってしまい、さらにもう1ダースを追加注文するなどナーバスになっているほどだ。

 

 この状況に中日関係者は「浅尾はいい意味で鈍感なところがあるし、世界の大舞台でもやってくれると思う。山井は侍ジャパンの投手陣最年長ということでチームを引っ張る責任感から万全を期してアレコレやっているとは思うけど、あまり考えすぎない方がいいのではないか」と話す。

 

 楽観的な浅尾がこのまま突き進むのか、それとも神経質な山井がここから巻き返すのか。中日サイドも注目している。