吉見WBC辞退で“バッシングの恐怖”

2013年01月11日 16時00分

 中日は、エースの吉見一起投手(28)がWBC日本代表候補を辞退すると発表。昨年9月に右肘を骨折した影響によるもので、本人が侍ジャパンの山本監督に直接電話で申し入れて了承された。

 

 吉見は「右肘の不安が完全には消えず、この状態で合宿に参加しても迷惑をかけることになると判断した」とコメントした。

 

 吉見にとっては断腸の思いでの決断とはいえ、皮肉にもこれで自身の2年連続3度目の開幕投手が現実味を帯びてきたのも事実。昨年11月から投球練習を再開しており、少しでも万全な状態で開幕に照準を合わせられるようになった。

 

 しかし、一方で別の心配材料も出てきた。中日関係者は「これで吉見が開幕投手を立派に務めて今季15勝とか、18勝して最多勝のタイトルを取るような活躍でフル回転したら、周囲から『WBCに出られたんじゃないか!』とか結果論でバッシングを受けなければいいが…」と不安がる。

 

 4年前の前回大会ではWBC候補に挙げられた中日の5選手が辞退する“ボイコット騒動”が勃発するなど、物議を醸しただけに神経をとがらせるのも無理はない。佐藤球団代表は「吉見がWBCを辞退したからといってチームのためにプラスだとか、そんなことで喜ぶことじゃない。一番いけないのは吉見の気持ちに傷が残っちゃうこと」とエースを気遣ったが、世間の目も気になるところだ。

 

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