WBCイヤーは若鷹にチャンス

2013年01月08日 11時10分

 ソフトバンクの王球団会長が7日、覇権奪取を目指す2013年シーズンに向けて“WBC効果”での若手台頭に期待している。今季は4年に1度のWBCイヤー。出場する主力選手の前倒し調整は若手ナインにとっても大きな刺激となる。今季は主将を務めていた小久保氏が不在となるだけに、王会長は若鷹に今年を飛躍の年とするよう大号令をかけた。

 ソフトバンク球団は7日、2013年の仕事始めを迎え、ヤフードームで鏡開きが行われた。

 球団史上初の連続日本一を目指した昨季は、悔しい3位に終わった。王会長は巻き返しに向けて「この2年間でいい思いも残念な思いもした。ファンの人たちと感動を分かち合う大事な年になると思う」とコメント。今季のカギとして“WBC効果”による若鷹ナインの台頭を掲げた。

「WBCがある年は全体的に調整が早めになる。レギュラークラスがそうなれば、若い選手も自然とそうなる。WBCは飛躍する選手が出る年だと思う。若い選手にも節目になると思う」。

 WBCの日本代表候補には、ソフトバンクから摂津、内川、大隣、本多、松田、森福の6人が選出されている。当然、これらの選手は開幕前に行われる大会に合わせて、自主トレから例年以上のハイペースで猛練習している。そんな姿を見聞きすれば、若手は悠長に構えているわけにはいかない。「若手も影響を受ける。成長するのにいい機会になる」というのが王会長の持論だ。

 特に名指しで期待したのが、昨季一軍に割って入り大ブレークへのきっかけをつかんだ武田、今宮、柳田の3人だ。「(昨季の経験から)落ち着いて、地に足をつけてやれるんじゃないか。それ以外の若い人も今度はオレの番だと競争していってほしい」と話した。

 今オフ、フロントはラヘア(前カブス)寺原(前オリックス)五十嵐(前ヤンキース傘下3A)などの補強を敢行。若手のチャンスは決して多くはない。ただ、前回WBCが行われた09年には、長谷川が143試合に出場して打率3割1分2厘、7本塁打、44打点をマーク。一気にレギュラーへ台頭した例もある。
 王会長が目指すのは、ベテラン、補強組と若手が常に切磋琢磨する常勝軍団。4年に1度のWBCイヤーに若鷹は期待に応えることができるか。