チームは虎でも主役はパンダだ! 広島の首位独走阻止に燃える阪神・金本知憲監督(49)が24日、愛称「パンダ」こと好調の新助っ人ロジャースの「4番継続」を宣言した。

「打線がジグザグに組める確率が高くなるし、並びがいい。(21日のヤクルト戦で)やはりルーキの速い球を打ったのが良かった。(他の選手も)アレを見習ってほしい。バーンって振るんじゃなくコツーンと打つところ。対応力はある? 今のところはあるね」

 来日5試合目となった23日のヤクルト戦(神宮)では福留の代役4番を初めて務め、マルチ安打をマーク。24日現在、打率4割1分2厘、2本塁打と上々のスタートで、指揮官は早くもパンダの潜在能力を高く評価した形だ。

 右打者が中心に入ると、確かに打線は組みやすくなる。疲労困憊だった“不惑の4番”福留の負担も軽減できるし、今季激減した「休養日」も与えられる。

 ロジャース本人も「4番? 何も変わらない。向こう(米国)でも打ったことがある」とやる気満々だ。すでに球団営業部はその活躍を見込んでキャラクターグッズの作製を検討中。球団挙げての期待に応えられるか、注目だ。