日本ハム・屋宜照悟投手(28)とヤクルト・杉浦稔大投手(25)の交換トレードが24日、両球団から発表された。

 2012年のドラフト6位で日本ハム入りし入団5年目の屋宜は、一軍通算21試合で3勝、防御率5・16のサイドスロー。今季はイースタン・リーグ27試合に中継ぎとして登板し、防御率2・59をマークしている。

 一方の杉浦は13年のドラフト1位で一軍通算は6勝8敗。4年目の今季は4月中旬に右肩痛を訴え二軍落ちし現在もリハビリに励んでいる。今年元日に当時のテレビ東京・紺野あさ美アナウンサー(30)と結婚。秋には第1子が誕生する予定だ。

 ここまで借金24の5位と低迷する昨年の日本一球団・日本ハムと、今月に入って14連敗を喫すなど借金28で最下位に低迷するヤクルトとの思惑が一致してのトレードとなるが、これが両球団にとって即効性のある起爆剤となるかは疑問が残るところだ。

 屋宜は「ファイターズでは野球選手として成長させていただいただけでなく、野球以外の部分でも多くのことを学ばせていただきました。新天地のスワローズでもチームに貢献できるよう精一杯頑張ってきます」とコメント。

 杉浦も「急なことで驚いています。約3年半でしたが、入団してからお世話になりっぱなしでヤクルト球団、ファンの皆さんには感謝の気持ちしかありません。北海道出身でもありますし、活躍することが皆さんにも恩返しになると思いますんで頑張ります」と抱負を語った。