中日は23日の広島戦(マツダ)に1―12と大敗した。登板した5投手全員が失点するなど投手陣が総崩れ。一番のヤリ玉に挙がったのが、先発した4年目右腕・鈴木翔太(22)だ。3回1/3を3四球、6安打4失点の大乱調。「先発としての仕事ができませんでした…」と広報コメントを残し、そのまま試合途中に名古屋に“強制送還”となった。友利投手コーチは「救いようのない投球とはこのこと。8番に連続で四球ばっかり出して話にならない。一軍に置いておく必要がない」と二軍落ちを明言した。

 試合中に帰されたのは4月22日のDeNA戦(横浜)の若松、7月11日の阪神戦(倉敷)のジョーダンに続いて今季3人目。あるチーム関係者は「いまやウチでは強制送還は珍しくないけど、半年で3人はいくらなんでも多すぎる。それにこれまでは性格がずぶといタイプばかり。今回の翔太はやさしい性格だし、広島から帰らせたのは過去最長距離では…。森監督の本気の怒りを感じるよ」と驚きを隠せない。竜首脳陣の怒りがナインにどこまで響くか…。