広島「阪神は打撃より守備に難」

2017年07月20日 16時30分

9回には西岡も飛球をポロリ

<広島14―3阪神(19日)>やはり敵ではなかったようだ。広島は5回まで0―2と劣勢を強いられながら、6回に追いつくと7回に田中広輔内野手(28)の適時打で勝ち越し。再び同点とされるも8回には新井貴浩内野手(40)の適時二塁打などで一挙8点を奪って30度目の逆転勝ち。貯金は今季最多の24に達し、2位阪神に9ゲーム差をつけた。

 

 パ・リーグで楽天とソフトバンクによるシ烈な首位争いが展開されているのとは対照的に、セ・リーグの灯は早くも消えようとしている。唯一の“抵抗勢力”だった阪神にも、今回の3連戦で勝ち越して対戦成績は7勝7敗の五分となった。

 

 特に甲子園では5連敗を喫するなど広島は阪神に分が悪かった。ただ、数字ほどの苦手意識はなく、チーム内からは「それほど怖さは感じない」の声も上がっていた。その根拠となっていたのがライバルの守備で、かねて「とかく阪神は打線が弱いと言われるけど、むしろ問題なのは守備のほうじゃないのかな。あれでは投手がかわいそう」(チーム関係者)と同情していたほどだ。

 

 18日の試合では2回一死満塁から不慣れな中堅守備で西岡が浅い飛球の目測を誤ったのに乗じて先制点を挙げ、そこから一挙5点を奪った。この日の8回も先頭の鈴木誠也外野手(22)の投ゴロをマテオがはじいた上に一塁へ悪送球したこと(記録は内野安打)から猛攻が始まり、その後も遊撃の糸原、9回には中堅を守る西岡の落球から追加点を挙げた。調子に左右されることの少ない守備が両軍の差だとすれば、虎の猛追を心配する必要はなさそうだ。