阪神緊急事態!糸井の次は…福留が危ない

2017年07月19日 16時30分

2回先頭で左飛に倒れた福留

 2位・阪神は18日の広島戦(甲子園)に5―9で敗れ、連勝が4でストップした。9点差から終盤に5点を返し、同じ9点差をひっくり返した“世紀の大逆転劇”5月6日の広島戦の再現を狙ったが、及ばなかった。ただ、この日の敗戦以上に気掛かりなのが糸井嘉男外野手(35)の登録抹消による影響。“糸井不在”によって次は福留孝介外野手(40)が危ない、と心配されているのだ。

 

 試合後、金本監督は「中崎やジャクソンを引っ張り出し、ヒットを打って点を取れたのはよかった」と終盤の反撃を評価したものの「不安げに投げているというか、首位のチームにやるような投球ではなかった。(次回登板させるかは)ちょっと考えます」と3回6失点でKOされた先発・岩貞には苦言を呈した。これで再び首位・広島に8ゲーム差。さらに重くのしかかるのが糸井の戦線離脱だ。

 

 糸井は17日の試合で空振りをした際、右脇腹を痛めて途中交代。尼崎市内の病院で精密検査を受けた結果「右脇腹筋挫傷」と診断され、この日、登録抹消となった。球団は全治までの期間を公表していない。だが、数週間はかかる見込み。指揮官は「早く治して早く帰ってきてほしい」と回復を願うしかなかった。

 

 糸井に関してはチーム内から「ドーム球場と違って屋外球場を本拠地にする阪神の夏はきつい。(日本ハム、オリックスと)ドーム育ちの糸井にとっては過酷だろう。まして移籍1年目は頑張り過ぎるから体への負担、疲労も半端ではない。夏を乗り切ることはできるだろうか…」と不安視する声が上がっていたが、見事に的中する形に…。糸井は強行出場を志願していたが、今回ばかりは首脳陣が「負傷の箇所が箇所だから」(片岡打撃コーチ)とストップをかけたという。

 

 この糸井不在の“あおり”をもろに受けるのが福留だ。金本監督は福留について40歳の年齢を考えて「夏場は週2回休みを与えたい」と話していた。しかし「それは糸井が元気なのが前提だから…。若手が伸び悩んでいる状況で、福留まで外したら攻撃力がガタ落ちしてしまう。そう簡単に週2日も休ませられなくなる」(球団幹部)。それによってチーム内では「次は福留がパンクするのではないか」と心配されているのだ。

 

 他球団007からも「福留は打撃の調子が上がってきて怖いと思っていたが、休みが少なく疲労が蓄積してくればまた打撃も落ちてくる。『糸井がいない分、俺がやらないといけない』と思って力んでしまうかもしれない。そうなればしめたもの」との声が早くも出ている。糸井離脱の緊急事態を虎はどう乗り越えるか――。