盗塁数まだ10…阪神・糸井「サニブラ魂」で快足復活だ

2017年07月05日 16時30分

DeNA戦が雨天中止となった新潟で調整する糸井

 阪神のFA砲・糸井嘉男外野手(35)が4日、“サニブラ魂”での完全復活を誓った。目下、2戦連続マルチ安打をマークするなど打撃が復調気配の中、期待された盗塁数はわずかに10。交流戦中に発症した左太もも裏痛で満足に走れなかったからだが、このままでは終われない。あの“陸上短距離界の新星”サニブラウン・ハキーム(18)の走りに刺激を受け、夏場の逆襲を狙っているのだ。

 

 糸井は2日のヤクルト戦(甲子園)で約1か月ぶりの8号ソロを放つなど、打撃復調気配。しかし、自らのパフォーマンスにまだまだ満足していない。不満の大きな要因は“足”だ。左太もも裏痛などケガの影響もあり、ここまで68試合の出場で盗塁数は10。チームではトップだが、53盗塁で盗塁王を獲得した昨季に比べると物足りず「全然ダメ。もっと走るほうも頑張らないといけない」と猛省している。

 

 そんな糸井に刺激を与えた人物がいる。先月開催された陸上日本選手権の男子100メートルと200メートルで「2冠」を達成したサニブラウンだ。ガーナ人の父と日本人の母を持つ短距離界の新星を糸井は「まだ18歳でしょ! それで日本一取っちゃうんだから。あの走りはすごいし、勉強になるところもあるから(映像を)よく見ている」と大絶賛。今回の偉業達成を機に興味を覚えたそうでレース映像を何度もチェックするほどだという。

 

 特に糸井のハートをつかんでいるのがサニブラウンの荒々しい走りぶりで「短距離の専門じゃないから分からんけど、走り方がおかしいというか荒い感じがする。それなのにあれだけのタイムが出せる。それがすごい! 年齢的にいってもまだまだ伸びシロもあるということでしょ! 将来楽しみだ」。他の短距離選手とは違う型破りなフォームから繰り出す100メートル10秒05のスピードに「俺も走るぞ!」と気合を入れ直しているのだ。

 

 糸井は自身のレベルアップのためなら他競技からもヒントをもらう。サニブラウンは17歳も年下のアスリートだが、年齢は関係ない。“サニブラ魂”で“快足”強化といきたいところだ。