中日の4年目右腕・鈴木翔太投手(22)が27日、地元・浜松での阪神戦でプロ2度目の凱旋登板を果たし、6回1/3を3安打1失点で4勝目(3敗)を挙げた。

 浜松球場は小学生から高校までプレーしていた勝手知ったる“庭”で、新人だった2014年6月に救援でプロデビューを飾った思い出の地でもある。しかし、試合前は「ここは慣れている球場だけど、それはもう関係ない。自分の置かれている立場は、結果を残してアピールしないといけない」と背水の陣を敷いた。

 1日のソフトバンク戦で今季3勝目を挙げて以来、ここ2試合続けて5回途中でKO。それだけに友利投手コーチは「この試合が(一軍に残る)ラストチャンス。同じ過ちを繰り返していると、なかなか上には置いておけない」と最後通告を突きつけていた。

 そんな中、結果こそ残した鈴木だが、5四球とまたも課題の制球難を克服できず「いつも四球が絡んでしまうので、これを何とかしないといけないです…」と反省しきりだった。