最大の敵は打率1割台男――。本拠地マツダスタジアムで23日から2位阪神を迎え撃つ首位の広島が、梅野を“要注意人物”に指名した。

 巨人から10勝1敗と貯金を荒稼ぎしている広島だが、阪神には3勝6敗と分が悪い。特に痛い目に遭っているのが打率1割8分と低迷している梅野で、対戦打率は3割1分3厘。全23打点のうち10打点を献上している。直近では5月5~7日の3連戦(甲子園)の1、2戦目に決勝打を許すなど3タテを喫した原因となった。阪神打線をけん引しているのは福留、糸井のベテラン勢だが、畝投手コーチは「今の状態をもう一度、スコアラーと確認して詰めの対策を考える」と梅野への警戒レベルを引き上げるという。

 ライバルに3ゲーム差をつけているが、再び3タテを食らうようなら立場は逆転する。備えあれば憂いなし…ということのようだ。