交流戦でセ・リーグ最下位から4位に順位を上げるなど好調の中日で「次は誰が泣くのか」が話題になっている。
7日のロッテ戦(ZOZOマリン)で今季初勝利を挙げた大野がヒーローインタビューで号泣。6日のロッテ戦ではプロ初完投初完封を達成した又吉も試合後に声を詰まらせた。3日の楽天戦で2000安打を達成した荒木が恩師の楽天・星野副会長に花束を手渡され「うるっときた」と目を赤くしたが、今季の中日の涙にまつわるエピソードはそれだけではない。
5月21日の広島戦では平田がベンチ裏で大号泣した。この試合で平田は3度、得点圏で打席が回ってきたが、いずれも凡退。4打数無安打3三振に終わった。「自分でもふがいなかったんだろう。あまりの悔しさに泣きだしたんです。その取り乱しっぷりに周囲も驚くほどだった」(チーム関係者)。その試合の9回、右翼の守備が平田から藤井に代わった。平田に守備固めなど考えられず、真相は「あの状態じゃ守らせることはできないと首脳陣が判断して交代させた」(同関係者)。
8日現在、交流戦9試合で35打数15安打、打率4割2分9厘と大活躍しているルーキー・京田も涙した一人。5月28日のヤクルト戦の2回の遊撃守備でエラーと記録に残らないミス(記録は左安打)をした。これが響いて先発のバルデスは、この回6失点で負け投手になり「責任を感じた京田は試合後に泣きじゃくっていた」(チーム関係者)という。
涙を流すのも、それだけ熱い気持ちがあればこそ。8日のロッテ戦に敗れて連勝は3で止まったが、今年の中日は涙の数だけ強くなる!?