新魔球で侍入り目指す今村

2013年01月06日 16時00分

 広島・今村がレベルアップのために新球習得を目指している。今季はセットアッパーとしてチーム最多の69試合に登板し、防御率1・89という立派な結果を残した。さらなる飛躍を目指し「新しい変化球を覚えていきたい」。新魔球で投球の幅を広げるつもりだ。 

 秋季キャンプから取り組んでいるのがフォークだ。「持ち球として使えるものにしないといけない」とブルペンではフォークだけを投げ込む日を設定するなど、集中的に取り組んだ。おかげで感覚はつかみつつある。春季キャンプでは打者を相手に実践感覚を磨く。

 これまでは「はさんで投げるタイプの変化球は苦手」と落ちるボールを敬遠していた。だがシーズン終盤には疲労から球威が落ちて失点を許すことがたびたびあり、苦手の“はさむ系の変化球”の必要性を痛感した。チーム関係者は「150キロの直球、スライダーに落ちるボールが加われば、走者がいる場面でも今以上に三振を取れる確率が上がる」と大賛成だ。

 3月の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表候補に選ばれた今村。フォークは外国の強打者にも有効だ。「自分の力がどれだけ通用するか試したい。そしていろんな国の選手とやってどういう野球をするか勉強したい」。侍ジャパン入りを目指す上でも、フォークは強力な武器になる。