ソフトバンクのカイル・ジェンセン内野手(29)が6日、ヤクルト戦(ヤフオクドーム)で特大弾デビューを飾った。

 一軍に初昇格して「8番・一塁」で即先発出場すると、2打席目に推定飛距離145メートルの来日1号アーチを左翼席へ運んだ。チームも延長戦の末に2―1でサヨナラ勝ち。工藤監督も特大の当たりに「2回に分けてほしいくらい」とニッコリだった。

 オープン戦では結果を残せずに開幕二軍スタートとなったが、大きかったのが当時二軍調整を続けていたムネリンこと川崎の存在だ。「マイフレンドだ。今もロッカーが隣なんだ」と笑顔を浮かべる。米国から両親が来日した際には「一緒に夕食にも行ったんだ。焼き肉を食べたよ」。

 試合後の川崎は「うん。二軍で一緒だったし、食事に行ったりもしてるしね。彼の今日の活躍は本当にうれしいです。遠い異国の地で苦労して頑張っている」。ジョーク交じりに「活躍は僕のおかげだと思う」と続けたが、慣れない環境下でもあるだけに、言葉通り新助っ人のサポートになったはずだ。