西武は30日の広島戦(メットライフ)に0―5と完敗。重量打線が相手継投の前に散発5安打に抑えられ7回2/3、2失点と好投した先発・野上亮磨投手(29)を見殺しにした。チームは3連敗で貯金を5に減らした。

 辻発彦監督(58)は「(野上は)頑張ってた。よかったですけどね。やっぱり1球が怖い。せっかくいい投球をしているんだからね。1ストライク取った後の2球目を打たれた。これだけ積極的に打ってくる打線に対しては、もっと慎重にいってほしかった」と4回の丸、8回の菊池の適時打の場面を振り返った。

 一方、藪田―中崎―ジャクソン―今村の継投の前に得点できなかった打線については「なかなか藪田の的が絞れなかった。(調子が)いいのか悪いのか分からなかった」と6回までに4度あった得点機を生かせなかったことに言及した。