阪神・藤浪晋太郎投手(23)が20日のヤクルト戦(神宮)に先発し、今季最短となる4回途中4失点でKOされた。

 制球が定まらず2回、中村に死球を与えると場内は騒然。その後も修正できず、3回に3四球などで4失点。4回、先頭打者にも四球を出したところで、ベンチは次の打者が投手にもかかわらず、たまらず交代を決断した。

 自滅で2敗目を喫した右腕は「技術のなさです…。次にチャンスをもらったらしっかり投げられるように練習したい」とガックリ。今季2度目の3連敗となった金本監督は「藤浪は今日は暴れ過ぎだった。ピッチャーにストライクが入らない。当てちゃいけないというのがあるんだろうが…」と苦言を呈した。

 藤浪の登板間隔について聞かれた香田投手コーチも「そういうことも考える時期だと思うが、もうちょっと頑張ってもらわないと」と渋い表情だった。